
子供の頃から背骨が曲がり、カラダが硬く、姿勢が悪い、ギタリストのShinです!
2022年8月現在、おかげさまで僕は健康的な毎日を過ごさせてもらっている。
実は、一年前の今頃は坐骨神経痛に悩まされていた。
苦しんでいた期間でいうと、6ヶ月程度。
2021年8月に痛みがピークに達して、なんとか長距離を歩いたり、走ったりしても痛みを感じなくなったのが、2021年の12月25日あたりだった。
それこそ、ホントに「クリスマスプレゼントだ!」と思えるくらい、やっと苦しい痛みから解放されたような嬉しさだったのを覚えている。
同じように坐骨神経痛で苦しんでいるひともいるかもしれない。
僕も苦しんでいた最中は、ネットで色々と改善方法を検索してみたり、劇的に治してくれるゴッドハンドを持つ医師がいないか探したりした。
で、結果的に痛みが発症してから半年くらいかかって一応治ったのだが、それまでに辿った経緯や、僕なりに坐骨神経痛と関わって感じたことやわかったことを書き留めておこうと思う。
それが、今まさに坐骨神経痛で苦しんでいるひとへの何かしらのエールになればいいかなと。
ゴッドハンドなどいない
坐骨神経痛に限らずだけど、罹った当の本人の苦しみたるやホントに辛いだろう。
僕も一年前の今頃は、「歩けない、走れない、、長時間座れない」という状態だった。
苦痛を早くやわらげたいので、とにかく痛みを取り除いてくれるひとがいないか、ネットで探しはじめた。
例えば、「腰痛 医者」とか「腰痛 専門 病院」とか、思いつくもので検索をかけてみる。
そこで引っかかってきた、整体や整形外科、そして鍼灸院のホームページなどを全部見て、クチコミや場所も調べるわけだ。
僕の検索力が高いとはいえないが、クチコミや評価を見た印象としては、どこも可もなく不可もなくといったところ。
とりあえず、比較的近所にある整体1箇所と整形外科2箇所、電車で1時間くらいの場所にある鍼灸院1箇所に行った。
そして、この時点での結果としては、1〜2日で治してくれるようなところはないし、どこに行ってもハッキリとした原因は「わからない」ということだった。
整体1箇所では、「患部が炎症を起こしているのでアイシングをして冷やしてください」と言われるかと思えば、
整形外科2箇所ではともにレントゲンを撮るが、うち1箇所では「原因はわかりません」と言う。
もう1箇所の整形外科では、「背骨が曲がっていて、曲がった方向に体重がかかるため、神経が圧迫されているのでしょう」くらいの見解。
そして、鍼灸院では「患部は冷やさず温めてください」と、先の整体とは真逆のことを言う。
どこの治療院も、決してヤブ医者などではないし、インチキもしていない。
行ったところ全てにリピーターの患者がついているので、信頼もそれなりにあるところなのは確かだと思われる。
ただし、ハッキリしたのは、どこに行っても誰にみてもらっても、僕の抱える坐骨神経痛は、短期で治せるものではないということ。
なにか波動のようなものを手から出して、「エエイ!」とハンドパワーを使って一瞬で痛みを消してくれるような、ゴッドハンドの持ち主などいないのである。
ましてや、先の整形外科のうちの1箇所のように、「レントゲンを見ても原因はわからない」と言われる始末なのだ。
しかも、「冷やせ」だの「温めろ」だの、患者を前にしてそれぞれに見解が違うことを言う。
今まさに痛みと闘っているひとには辛い現実かもしれないが、魔法をかけて痛みを消してくれるような存在を探すだけ時間のムダだ。
医者や専門家は頼っていいけど、肝心なことを見失ってはいけない。
病気やケガと向き合うというのは、根本の問題を解決しないと意味がないのである。
坐骨神経痛が発症するまでの経緯
僕が苦しんだ坐骨神経痛が発症した箇所というのは、右のお尻から太もも裏やヒザ裏にかけての、右下半身だ。
前述した、整形外科2箇所でもレントゲンを撮影して「背骨が曲がっている」と言われたように、僕はガキの頃から背骨が右に曲がっている。
そのため、右肩が下がり左肩が上がり気味というヘンテコな体型になってしまっているのだ。
もうかれこれ小学生くらいのときに、医者に言われたように記憶しているが、学校の健康診断なのかプライベートで病院に行ったときなのか、どのタイミングで言われたのかは覚えていない。
それで、2021年6月頃にギックリ腰になり、それがそのまま坐骨神経痛になった。
背骨が曲がっていたとはいえ、人生で腰痛になったのは2度くらいで、このギックリ腰で3度目である。
腰痛になった回数は3度だが、いずれも右腰に痛みを発症しているため、背骨が右に曲がっていることが原因のひとつでもあると推測できる。
今回も、ギックリ腰は腰全体に「ビキンッ!」と衝撃が走ったが、その後の坐骨神経痛は右半身にあらわれている。
2021年6月頃のギックリ腰も相当の衝撃だったが、そこから歩けないとか走れないということはなく、痛みもなくしばらくは普段通りの生活ができていた。
しかし、その間はずっと、足首から下にかけて足が浮腫んだ状態がずっと続くのだ。
足が浮腫んだ状態に関しては、右だけではなくて両足にその症状が出ていた。
そして、徐々に歩いたり座り続けていたりすると、右下半身が痛みはじめるようになっていく。
今考えると、あの両足の浮腫が坐骨神経痛の前兆だったのだろう。
それから、ちょうど一年前の2021年8月に、完全に痛みがピークになり、前述したような医者や専門家を探しながら痛みにもがき苦しむ日々になるというわけだ。
坐骨神経痛を改善した方法
では、そんな辛い毎日の中で、僕がどのように坐骨神経痛を改善していったのかを紹介します。
結論は、生活習慣の改善とストレッチ、そして整体での定期的なカラダのメンテナンス。
それぞれ、少し詳しく解説すると、、
生活習慣の改善
これは、睡眠時間の確保や入浴です。
まず、睡眠時間については、それまで平均4.5時間程度だった睡眠時間を、坐骨神経痛になってからは絶対に6.5〜7時間は最低とるようにした。
以前は、4.5時間くらいの睡眠でも空いた時間に仮眠などをして補えばいいという考えだったけど、今では夜にしっかりと最低6.5時間は寝ることで、日中に眠気でボーッとすることが極端に減った。
結果的に、そのおかげで日中に発揮できるパフォーマンスの質が上がり、活動を止めることなく続けられるので、効率も上がり好循環のサイクルでまわしていける。
もちろん、日によっては眠気を感じることもあるし、仮眠を挟むこともあるが、睡眠時間が平均4.5時間の頃とはあきらかに時間を有意義に使えている感覚がある。
もうひとつの入浴というのは、湯船に浸かる習慣をつけるということ。
それまで僕はずっとシャワーだけの生活で、湯船に浸かってカラダを温めるということは、年に1〜2回冬の寒い時期にやっていた程度だった。
ホントにこの風呂はシャワーのみという生活が10年以上続けていて、せっかちな性格の僕にとっては、風呂に入るという時間がもったいないと感じていたことから、シャワーのみでちゃっちゃと済ませていたというわけ。
だが、今回のような深刻なケガに悩まされてから、湯船に浸かりカラダを温めて患部のコリをほぐすということを心がけはじめた。
これもすぐには効果が出るわけではなく、最初は湯船に浸かったところであがったら痛いものは痛いのだが、長年培ったシャワーのみの体質を徐々に改善していったのも確かだ。
湯船は桶の半分よりちょっと少ないくらいの量で、半身浴のような状態で浸かる。
温度は、冬の寒い時期が42〜43度で、それ以外の時期は41度にしている。
それで、換気扇をつけない状態で30〜45分程度、湯船に浸かり汗をかく。
それを毎日繰り返すようになり、確実に体質は改善した。
冬になると乾燥して鮫肌のようになっていた皮膚に潤いが出てきたり、低めだった平熱が1度くらい上昇していたり、、新陳代謝がよくなっているのがわかる。
おかげで、睡眠の質も上がったように思えるので、しっかり確保するようになった睡眠時間を効果的に使えているようにも思う。
ストレッチ
これは、下半身を中心としたストレッチなのだが、、正直何が正解とかないのではないだろうか…。
それこそ、前述した整体や整形外科探しと一緒で、YouTubeで「坐骨神経痛 ストレッチ」みたいなワードで検索をかけて出てきた動画を片っ端から見たし、評価や付いているコメントなども参考にしながら、いいと思うものは専門的な知識もないままマネしてみた。
結果的に、それで症状が悪化したということもなかったし、これは各々が探して良さげなものを取り入れていけばいいと思う。
ストレッチを行う時間については、入浴後に行うようにしていて、8〜9種類くらいの足腰のストレッチを取り入れている。
足だったら、左右どちらも同じことをやり、それぞれのストレッチに対して50秒ずつの時間をかけている。
だから、入浴後10分くらいの時間を使ってストレッチをしていることになるかなと。
動画は、いつ削除されたりするかわからないのだけど、言葉だけじゃわからない部分も多いと思うので、一応こういった動画を参考にしました。
あとは、次の動作のサムネのような、腰を反らすストレッチはやってます。
そして、序盤に出てくる前屈も。
僕は、開脚した状態で前屈してますが。
いずれにしても、余計に痛みを増してしまうようなことはせず、「イタ気持ちイイ」ポイントで筋を伸ばすイメージでストレッチすることかなと。
定期的な整体通い
前述したゴッドハンド探しの旅で行き着いた先は、今も通っている整体だった。
もちろん、ここはゴッドハンドがいるところではないが、リピーターのついている信頼できる整体である。
ぶっちゃけ、今の時代、どこの整体や整形外科や鍼灸院に行っても、それなりのクオリティーを提供してくれるはず。
その中でも、信頼できるところを見極めることはポイントになる。
僕がゴッドハンド探しの末に、今も通っている整体になぜ決めたのかというと、、他よりも親身になって僕のカラダを見てくれたから。
結局、整形外科では、レントゲンを撮っても原因がわからず、次にMRIも撮影した。
だが、整形外科では相変わらず痛み止めを処方するだけの処置止まりだった。
痛み止めを飲んだところで、なんら改善されないことはさすがの僕でもわかってきたので、また違うところに行ってみようと思い、今通っている整体に行き着いたというわけ。
結果的に自宅から歩いていける距離にある整体だったし、先生のカウンセリングや施術も信頼があった。
整形外科で撮ったMRIのデータを持ってくるように言われ、それを見ながら僕の生活リズムなどをヒアリングして、総合的に僕の現在のカラダの状態を把握した上で、段階を踏んで施術していくということでアドバイスをくれた。
この整体の先生にも言われたのだが、やはり一番大切なのは日頃の生活習慣なのである。
どれだけ整体に通おうと、日頃から睡眠不足だったりカラダの柔軟性を損なうようなことをしていては、整体にきている効果も見られなくなってしまう。
なので、日頃から行うといい僕に適したストレッチ方法も教えてくれた。
そのひとつが、上の2つめの動画にあるような、腰を反らすストレッチだ。
これは、僕のような姿勢が悪くカラダが硬い腰痛もちには効果があるということで、すすめてくれた。
以来、この腰を反らすストレッチも必ず入浴後のメニューに組み込んでいる。
坐骨神経痛で絶望を感じているひとへ
ちょうど一年前の今頃は、「この先ずっとこのままなんじゃないか…」と思えるくらい、絶望を感じていたこともあった。
だが、6ヶ月かかったが僕もなんとか今は、長距離を歩いたり走ったりしても痛みが発症することがなくなった。
信頼できる整体に通いはじめ、生活習慣を見直し、毎日のストレッチも欠かさず取り組んでいたが、2〜3ヶ月経っても痛みがなくなることはない。
途中、2週間に一度程度だった整体の通院も、週に3回になった時期もあった。
それでも、治ると信じて毎日の入浴と7時間程度の睡眠時間の確保とストレッチを繰り返し、2021年12月25日のクリスマスの時期に痛みが消えていったのだ。
それは、サンタさんが魔法をかけたわけでもなく、自分が長年かけて起こしたものをコツコツと毎日よくなるような行動を積み重ねた結果である。
でも、自分を大切にするというマインドから改善して、実行に移し継続したことによる、サンタさんからのクリスマスプレゼントだったのかもしれない。
僕の患った坐骨神経痛が、今まさに苦しんでいるひとと、全く同じものであるかはわかりません。
なので、軽はずみなことは言えないが、、その苦しみは僕にもわかるし克服した本人からすると、絶対によくなると信じてガンバッテほしい。
長々と書いてしまったが、この内容がそんな誰かの心とカラダを救えたら、これ以上の喜びはありません。
Shin(@super_skrock)