【99円で読める起業家の歩み】経沢香保子 著『ベンチャー魂は消えない』レビュー

すっかり読書の習慣がついて、本を読むのが大好きになりかけのShinです!

さてさて、何やら読書レビューブログになりつつあるような記事の連続ですが、今回も興味のある本を読んだので、早速レビューを残しておきたいと思います。

著者の名前は、経沢香保子(つねざわかほこ)

タイトルは、、、

自ら上場した会社を辞め、41歳で再び起業したシリアルアントレプレナーの挑戦 『ベンチャー魂は消えない』

タイトルでも謳っているように、たったの99円で読めるのだ!

しかし、気をつけていただきたい点があるので先に言っておくと、、、

この本はおそらくKindle版でしか読めないコンテンツなだと思うので、ご購入をお考えの方はご注意を。

そして、Kindle版で問題なく読めるという方には、今ならKindleUnlimitedだと0円読み放題対象書籍になっています!

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何にしても99円で読める本という単純な図式にまんまとやられてるが、しかしながら確実に99円や読み放題で提供するのはもったいないと思うくらい、僕にとっては良い本だった。

『ベンチャー魂は消えない』に出会ったのは実はもっと前・・・

そう、この本は2015年に発行されているので、かれこれ3年以上が経つ。
僕はそれ以前に2013年頃からAmazonのプライム会員になって、Kindleのアプリをダウンロードしては電子書籍をたま〜に読んでいた。
物を増やしたくないという思いが強く芽生えてきて以降、どうも紙の書籍が嫌いになってしまったので、それをキッカケにKindleで読める電子書籍でないと基本購入しなくなった。
発売当時、「えらい安く読める本があるなぁ・・・。女性起業家か・・・。買っとくかな。」ってなノリでポチッとダウンロードした記憶がある。
今では正確には覚えてないのだが、著者の経沢香保子さんご本人のブログを拝見すると、当時は360円だったようだ。
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■自ら上場した会社を辞め、41歳で再び起業したシリアルアントレプレナーの挑戦 『ベンチャー魂は消えない』Kindle本出版しました。
どちらにしても安かったので購入したのだが、当時から僕は読書をしたい願望はあるものの実際のところは1ヶ月に一冊読めないような奴だったので、当然(?)この本もダウンロードだけして読むことなく時は流れた。
そして、昨年末に掲げた「読書を習慣化する」という目標とその後押しをしてくれた書籍である『レバレッジ・リーディング』の効果もあって、2019年は今のところ隙間時間で読書をするというスタンスが継続できている。

【100倍の利益を稼ぐ】『レバレッジ・リーディング』で読書を習慣化しよう!

という辺鄙な経緯を辿って、再びこの自ら上場した会社を辞め、41歳で再び起業したシリアルアントレプレナーの挑戦『ベンチャー魂は消えない』という本を開くことになった。

会社を上場させた経験をもつ経営者の再起の物語

経沢香保子(つねざわかほこ)という女性起業家は、26歳でひとつ目の会社を立ち上げ、2012年に会社を東証マザーズ上場させ最年少上場社長となった。
その間、3度も出産も経験して育児と会社経営を両立させているのは、並大抵ではないと思うし、正直「ホントにできんのか?」とも思ってしまう。

物語の本質はここからで、、、

なぜかその上場企業から自ら身を引いてしまう。

そして41歳のとき、理想のベビーシッターサービスを広めるために再び起業することになる。
2回目の起業に至った思いや、その道中の歩みや葛藤、起業というものを1回経験している者であるからこその発想や行動など…。
もちろん男女問わず、それこそ起業家になりたいなりたくない関係なく、ひとりの人間物語として読んでみることをオススメしたい。

<目次>

■はじめに

■自ら上場させた会社を辞め、2度目の起業を決意するまで

■再び自宅で起業、2回目の挑戦だからこそのこだわりとは?

■理想のベビーシッターサービスって何だろう?

■私の慢心を打ち砕いたベンチャーコンテスト LaunchPadへの挑戦

■まだまだ未熟な経営者が、大切にしてきた7つのこと

■「女性が輝く社会」実現に向けて、私が使命感を持つ理由

■おわりに

経沢香保子(つねざわかほこ)さんとはどんな人物なのか!?

近年、女性起業家という肩書きは珍しくないし、一言で「デキる女の代名詞」みたいな捉え方で終わりそうなものだが、ひとそれぞれに人間模様があり歩んできた人生のバックボーンがある。
新卒でリクルートに入社後、創業間もない楽天にも在籍、26歳のときにマーケティング・トレンダーズという会社を創業。
30歳で第一子(女の子)、31歳で第二子(男の子)、35歳で第三子(女の子)と3度の出産を経験。
2012年、39歳のときに当時女性社長としては最少年での東証マザーズ上場を果たす。
その後、マーケティング・トレンダーズを退職して、41歳で2度目の起業を決意することになり、日本にベビーシッター文化を広めるための会社である、KIDSLINE(キッズライン)を立ち上げる。

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2015年Infinity Ventures Summit(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット)「LaunchiPad」のプレゼンで見事KIDSLINEが優勝。
その当時の経沢香保子さん自らのプレゼンの様子がこちらで観られます!
↓↓↓↓↓
日本にベビーシッターの文化を「KIDSLINE(キッズライン)」

経沢香保子さんの人柄を知るのに最もオススメなのは「Voicy」

Voicyという無料ラジオアプリで、定期的に女性の悩み相談やビジネスについてのアドバイスなど、毎回15〜20分程度配信している。

<経沢香保子 Voicy>
仮想銀座高級クラブ「かほこ」

僕は、他のDJのVoicy番組のリスナーとして登録していたのだが、ある日オススメの番組のひとつとして目に入ったのが彼女の番組だった。
それをキッカケに仮想銀座高級クラブ「かほこ」のリスナーとなり、今回の読書習慣の一貫として購入から時を経て『ベンチャー魂は消えない』を読むことに繋がったというわけだ。

チャーミングな女性らしさと、一本筋の通った男気も持っているひと

いつぞやの彼女のTwitterのつぶやきでオモロイのがあったんだが、これとかちょっと笑ったね。

『ベンチャー魂は消えない』を読んで、心に残った言葉

本の中身はそれぞれ読んでいただくとして、今の僕自身の心に刺さった言葉を書き留めておこうと思う。

■「私は起業家だから、社会のもんだいを解決することが人生の目標であり、それがやるべきことなのだ」

おそらく、このひとは何度だって起業できる根っからの起業家なのかなと思う。

■「焦るのはやめよう。命をお預かりするサービスだ。会社が永続することが何よりも前提条件となる。」

理想と現実のギャップに苛まれた時に、何が最も大事で自分の人生も含めた世の中を長期スパンで捉えられるモノの考え方を養っておく必要性があるのだと教えてくれる。

■「理想のスタイルを追求したい」

この思いが全てを突き動かす原動力となる。

■「仕事を選ぶことなく、いただいた仕事を全てチャンスと捉えて、期待以上の成果を上げるように努力した。」

仕事はアピールだ。できないうちから自分の意見を言う奴がいるが所詮できない奴の意見など聴いてもらえるはずがない。
意見を聴いてほしかったら、できるようになるまでは何も言わずひたすら仕事すればいい。
そして、スキルが上がり周りを認めさせて初めてオマエの意見に耳をかしてくれるのだ。
給料以上の仕事ができるスタンスをデフォルトにできなければ話にならない。

■「私は起業家なので、世の中に何かを提供するのが仕事です。」

この言葉に著者の全ての思いが集約されていると言っていいのではないだろうか。

〜最後に〜

最初のダウンロードから数年が経ってから、経沢香保子という女性起業家に興味を持ちこの電子書籍のページをめくることになったが、、、

正直、よくぞ削除せずに残しておいたなと思った。

人間の可能性とか、信じる力とか、現実問題ひとりでできる限界のことだったり、等身大の言葉で人生を振り返りこれから先の未来を生きていく活力を与えてくれる本だった。
2015年発行時に著者が思い描いていた未来と、2019年の現在の世の中とは、どのくらいのギャップがあってどのような展開を模索しているのか、これからも大変興味のある人物のひとりとして注目していきたいと思う。
99円で人生の何らかの気づきやヒントが貰えるとしたらかなりお得じゃない!?

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自ら上場した会社を辞め、41歳で再び起業したシリアルアントレプレナーの挑戦 『ベンチャー魂は消えない』

 

 

Shin(@super_skrock)

 

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