
座右の銘は“努力”
幸せになりたければ努力あるのみと考えているShinです!
今回は経営についての本をレビューしたいと思う。
藤田晋氏が社長を務める、アメーバブログで知られるサイバーエージェントの元役員である、大竹慎太郎という方が書いたビジネス書だ。
大竹慎太郎 著『起業3年目までの教科書 はじめてのキャッシュエンジン経営』
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新卒でサイバーエージェントに入社して役員までいったってだけあって、その頃の話も色々と書いてくれているし、、藤田晋氏とのエピソードもあるし、、、
450ページ近くになるボリュームのある本だ。
著者を紹介して感じたことや、本のタイトルを見て第一印象として何を考えたかなど、ひとそれぞれの観点の違いも分かれるのかもしれない。
このボリュームの中にどんなインスピレーションを与えてくれる内容が書かれているのか、ワクワクしながらページをめくっていったので俺なりの感じたことをまとめてみたいと思う。
失敗ばかりでヘコんでるひとにこそ読んでほしい本!
冒頭でザックリとではあるが著者の経歴を紹介したときに、あなたは何と思っただろうか!?
押しも押されもせぬ有名IT企業に新卒で入り役員までなって、経営の本まで出すようになったんじゃ順風満帆のエリートだなって感じたかもしれない。
だが、著者は本文の中で強調して語っているのは本当に多くの失敗体験をしてきたことによる遠回りの結果、現状の位置に辿り着けることができたと言っている。
落ちこぼれだった私にもできた。
だったら、あなたにもできないわけがない。
要は、著者は凡人であり天才ではないということを言っていて、凡人だからこそ失敗の理由に気づき試行錯誤しながら解決策に辿り着いてきたから、失敗するひとの気持ちや失敗する要因が説明できるようになったというわけだ。
これは、俺が携わる音楽の世界でも同じことがいえるのだが、、、
いわゆる天才と呼ばれるようなひとたちというのは、初心者というスタートラインは一緒だったとしてもスキルを習得するスピードや感性が抜きん出てるので、あっという間に自分のものにしてしまう。
本当にこういう天才って奴らはいるもんで、俺も間近で見させてもらったことがあるが、まさにセンスの塊だ・・・。
逆に俺のような才能のない凡人は、何十回何百回と繰り返し繰り返し同じことを反復しないと身につかないし理解力も乏しい。
しかし、確かにできない部分をひたすらに繰り返してやっていくと、見えてくるものがあるのも分かる。
いわゆる“失敗する方法”みたいなもんだ。
それが分かると、その方法をとらないようにすればいいということになるし、同じ失敗をしているひとに対しても的確に教えてやることも可能になる。
なんとなくの感覚でつかんだものではないだけに、時間は大幅にロスしてしまうかもしれないが説得力のあるものは確立できるはず。
著者はまさにそのことを伝えたくてこの本を書いたのではないだろうか。
著者の大竹慎太郎とはどんなひとなのか!?
まず、著者の下の名前である慎太郎の“慎”の字は俺の本名である“小室慎”の字と同じだ。
こういうどうでも良さげなことは、意外と興味を持つキッカケやポイントになったりもするものである。
大竹慎太郎
株式会社トライフォート代表取締役CEO 2003年に新卒でサイバーエージェントに入社 31歳でスマートフォンアプリの開発会社トライフォートを創業
■株式会社トライフォート:https://trifort.jp/ ■Twitter:@shintaro_otake ■Facebook:https://www.facebook.com/shintaro.otake
もちろん、本を読んだだけでの判断になってしまうが、、、
非常に親しみやすいかたなのだろうなというのが文章などから伝わってくる。
会社の成功はキャッシュエンジン型事業を持つことにかかっている!
本書の大きなテーマは、このキャッシュエンジンについてだ。
著者は本の中でも随所にこの言葉を使っている。
結論をいえば、キャッシュエンジン型事業を持っていることは、組織づくりに異常に役に立つ。
とも言っているし、、、
キャッシュエンジン経営を成り立たせるために必要なこともしっかりと提唱してくれている。
キャッシュエンジン経営に必要な5つの柱
1.キャッシュエンジン型事業力 2.ビジョン力 3.採用力 4.組織力 5.人との信頼関係を築く力
これらのどれかひとつでも欠けたら、キャッシュエンジン経営は成り立たないという。
どうでしょう!?
ご自身の勤めている会社、または経営する会社は、当てはまっているだろうか・・・。
藤田晋氏の「人の見抜き方」についても書いてくれている!
カリスマ経営者といっても過言ではない、サイバーエージェントの藤田晋社長についてのエピソードもこの本の見所のひとつだ。
それが読みたいがためにこの本を手に取るひとも少なくはないかもしれない。
またこれについても、藤田晋というひとの人間性が出ていて興味を惹かれる内容だった。
ひとつは、過去に藤田晋氏が「人を見抜くためにどこを見ていますか?」という取材に答えている内容が紹介されていて、、、
人相などは特に大事だと思います。その人の長年の人生や人間性が顔に表れたりしますから。
引用元: 起業3年目までの教科書 はじめてのキャッシュエンジン経営
と答えているとのこと。
著者も藤田晋氏本人に直接面接してもらって、サイバーエージェントに入社したという経緯があり、著者が現在経営している会社では社長である著者自身が最終面接官として採用に携わっているようだ。
こういうところでも、過去の経験から学びそれを活かして自身の会社の発展に繋げようと努力している。
『起業3年目までの教科書 はじめてのキャッシュエンジン経営』を読んで最後に
著者はサイバーエージェント時代からの経験で大きくプラスになったのは、「人を見る目を養えたこと」だとも言っている。
だからこそ、ぜひ今いる会社で採用活動に関わることを本書の中でも推奨しているのだ。
ここにも天才と凡人の話が付いて回ってくると思うが、、、
天才は直感で採用・不採用を決めてもある程度うまくいってしまうのかもしれないが、凡人は何度も人と接して語弊があるかもしれないが失敗した採用を繰り返しながら、人を見る目を養っていくしかないのかもしれない。
そうやって培ったノウハウを自身の会社の採用活動に反映している。
まさに、経験値が物を言うってこったな!
俺もつくづく思い知らされたね、、、
凡人は努力するしか道はない!!
Shin(@super_skrock)