無知な上司が抜擢した能ナシ

「怒りっぽいのはよくないな・・・」と思い、“アンガーマネジメント”なるものを取り入れようと、「イラついたことが起こったら、6秒かぞえる」ことを決め、実行にうつすも、3秒もたたないうちに怒っているShinです!

昔働いていた職場でのことですが、あるポジションを任せる人材を、上司が部下からひとりピックアップして配置したが、それが側から見たら完全に破綻していたという話をしようと思います。

配置された部下も無能だったし、抜擢した上司もそのポジションの仕事について、無知だった。

それゆえに起こった悲劇というわけですね。

能ナシに会社のSNSの発信を任せていた

なんの業務を行うポジションを任せたのかというと、SNSの発信を会社のアカウントで運用し、肝心のコンテンツを発信する役割。

いわゆる、“中のひと”ってやつ。

そんな重要なポジションを任せるにあたり、上司はその能ナシが、ネットに詳しくSNSに精通しているということを考慮したらしい。

しかし、ここでも「能ナシ」とハッキリいっているように、僕からみてもそんな実力がある人材とは思えなかった。

僕は、このポジションは、任されても任されなくてもどっちでもよかったが、正直SNSのビジネス運用って毎日の積み重ねだし、正直シンドイから持ち場の業務以外にさらに業務が増えるのは避けたいと思った。

さては、どのような発信をして、会社のために貢献するような仕事っぷりを見せてくれるのかと思って、その能ナシの発信を観察してみたら、、、

内容に愕然とした・・・。

能ナシが発信していた内容は・・・

僕が愕然としたという、その能ナシがSNSで発信していた内容というのは、「今日は●●の日です! ●●といえば、先日こんなところに行ってきたのですが〜」

「今日は●●の日です! ●●といえば、先日こんなところに行ってきたのですが〜」
「足ツボのマッサージを受けてきました♪カラダがポカポカして〜」
「会社のメンバーで呑み会しました!楽しい時間はあっという間で〜」

と、終始こんな中身のない内容のものでタイムラインが埋め尽くされていた。

これらは、すべて会社の事業内容とはいっさい関係ないものばかり。

上記のような内容に、コンプライアンス的な問題などがあるなんてことはなく、勝手にプライベートで発信していればいい内容だ。

しかし、問題なのは、会社のアカウントでこの内容を発信しているってこと。

しかも、これらの発信は、もちろんすべて会社の上の人間たちも見ることができるもの。

そして、この発信はその能ナシを抜擢した上司も事前にチェックしているというのだから、どうしようもない。

だから、能ナシにとっては「よかれと思ってやったこと」にすぎないのだ。

無知であるがゆえに招いた残念な連鎖

会社がSNSを運用するのは、近年では珍しくない。

そこに人材を投入するのは、会社としても必要経費である。

まずこの悲劇の根本にあるのは、この会社にSNSの運用に精通しているような人材がいなかったという点。

いたのかもしれないが、その人材は他の部署にいたため、このSNSを運用するポジションを担えるルートにいなかったということだろう。

そして、その上司にとってその能ナシの部下には、ものを言いやすかったとい点。

確かに、その上司と能ナシはデスクも近くて、他のメンバーよりも会話を多く交わしていたように思う。

その結果、何をどう思ったのか、、

「このひと(能ナシ)は、ネットに詳しくて、PCやスマホにも強く、SNSの運用にも長けている」

となったらしい。

それならそれでいいのだが、前途したようなアホまる出しの発信について、「コレはないわ・・・」と思えないというのが問題である。

それは、無知であるがゆえに招いたこと。

その上司がSNSやコンテンツマーケティングについて学んでいなかったことで、当然知識の蓄積もないので、会社のアカウントでもイチ個人がやるようなお遊びの発信をヨシとしてしまった。

そして、会社の事業にまったく関係のない内容でも、とにかく発信すればいいんだという認識でいる、その能ナシがやったことは会社の恥さらしだ。

結局馴れ合いの文化

会社で出世していくひとを見ていると、実力が1ミリもないポンコツでない限り、上司との関係性がうまくいっているという要素が一番強いようだ。

現に、その上司もそのまた上のひとに可愛がられていた。

かつて、その上司と同じようなポジションにいた社員は、そのまた上のひとには嫌われていたので、結局左遷になった。

しかし、今回のこのSNSの発信に関しては、いくら馴れ合いの関係であろうが、やってる方向性が完全に間違っていることに気づかないというのが、もう終わっているというわけだ。

ちなみに、僕の元派遣社員時代の同僚で、いまではWEBマーケティング会社を起業した知人がいるが、その知人にも能ナシが発信している内容を見せたら、「ヒドイ」と一言…。

まぁ、SNSに精通して、コンテンツマーケティングを身につけているような人材は、もっと活躍できる場所で輝いているはず。

やはり、小手先のマネごとみたいなレベルで、戦場に出ていっても結果は散々なめにあうということ。

散々なめにあったって、それを糧に戦闘力を増していけばいいのだが、そもそもそんなことに気づいていないので、ステージが違うわけだ。

生き方なんだなぁ・・・

会社とはこういうものだし、このなかで生きていくしかないと決意すれば、とことんそのやり方で突き進めばいい。

僕は、そういうのが体質的にムリなので、どうしても出世とかそっち関係とは無縁だ。(そもそも賢くもないしね)

生き方としては苦しいことが多いかもしれないが、僕は実力優先主義でいたいと思う。

そして、個人として企業からお金をもらえるような、スペシャリストな人材となり、世界で勝負したい!

 

 

Shin(@super_skrock)

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