
他人の波乱万丈な人生の話を聴くのは大好きだけど、同じ境遇は絶対にイヤだと思う、人一倍ビビリなShinです!
最近気になってよく観ているYouTubeチャンネルがあるので、そちらを紹介したいと思います。
チャンネル名は、『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜』
チャンネル主の名前は、三谷 三四郎(みたに さんしろう)というフリーランスディレクター。
2022年8月時点で、チャンネル登録者数86万人を超える人気ぶり。
元テレビマンのひとがカメラを持って、ひたすら街頭インタビューをするという内容の動画で、1本の尺が大体30〜40分程度という長さのもの。
インタビューをうけるひとたちは多種多様で、まさにひとの数だけ変わった人生があり、見た目とのギャップや想像を絶するような体験談などが聴けて面白い。
そんな、『街録ch』を最近ことあるごとに観ているので、自分なりに面白かったポイントなどをまとめてみたいと思う。
『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜』のコンセプト
“街録(がいろく)”は、「街頭録音」というテレビ用語の略。
元テレビマンである、フリーのディレクター三谷さんが、カメラを持って街行く一般人にインタビューするという構成の番組である。
一般人とはいえども、壮絶な苦労話や物語の世界で見るような武勇伝を持つひとたちが存在していて、あえてそういうエピソードを持っていそうな一癖も二癖もあるようなひとに狙いを定めて突撃するわけだ。
そこでインタビューに応じてくれたひとたちから出てくるエピソードの数々が、滅多に聴けないような話だったりすると、視聴者の興味関心を一気に惹きつけ、動画の再生回数も上がり、チャンネル登録者数も増えていくことになる。
前述したように、1本の尺がおよそ30〜40分であり、そのひとの生い立ちから今までの人生を掘り下げたり、これからのことを聴いたり、絵面はワンカメの顔アップのショットのみで、ひたすら話を聴いていくという内容。
この番組スタイルになったきっかけは、インタビュアーである三谷さんがテレビ時代に担当した『その他の人に会ってみた』(TBSテレビ)という番組だそう。
『その他の人に会ってみた』は、東野幸治さんがMCで、観光地などで変わった一般人にインタビューするという内容の番組であった。
当時、三谷さんはその担当していた番組の内容が面白くて、終わったときにいつかこの内容で番組が作れたらと思っていたらしい。
そして、三谷さんがフリーのディレクターとなり自分で撮影・編集を手がけるYouTubeチャンネルの中でスタートしたのが、『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜』である。
それから、徐々に有名人や著名人にもインタビューをすることになり、『街録ch』は話題になっていくのだった。
当初は、三谷さんが街頭で一般人を突撃していたが、今ではその話題性や人気ぶりから、「自分も出たい」という逆オファーが後を絶たないほどになっているみたい。
なかには、有名人や著名人からの逆オファーもあるようで、『街録ch』がいかに面白くて人気があるのかがうかがえる。
『街録ch』の主はどんなひと?
チャンネルの主である、三谷 三四郎(みたに さんしろう)さんを紹介します。
1987年・東京生まれ
法政大学工学部物質科学科を卒業
テレビ番組の制作会社、テレビ朝日映像でアシスタントディレクター(AD)としてキャリアをスタート
2019年、28歳のときにフリーディレクターに転身
2020年、YouTubeチャンネル『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜』を開設
AD時代から担当したテレビ番組
『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』
『有吉の壁』
『マツコの知らない世界』
『その他の人に会ってみた』
『笑っていいとも!』
『バイキング』
など。
テレビマン時代のエピソードのひとつとして、2012〜14年までADとして担当した『笑っていいとも!』(フジテレビ)での逸話がある。
女優の天海祐希さんが「テレフォンショッキング」のコーナーに出演中に回で、当時ADの三谷さんが携帯を鳴らしてしまうというハプニングを起こした。
そのことが当時のYahoo!のトップ記事に掲載されたという。
そのときの記事のタイトルが、「テレフォンショッキング 天海祐希トーク中にADの携帯なる!」というものだったそう。
Twitter:@3tani34ro
『街録ch』の神回TOP5(2022年8月時点)
僕が『街録ch』を観て、特に面白くて観入ってしまった神回を5つ紹介します。
元オウム真理教 上祐史浩
参考:【前編】元オウム真理教 上祐史浩/早稲田大学院からJAXA内定も麻原と出会い教団幹部に
僕の世代にはドンピシャな、オウム真理教の関係者によるインタビュー。
その中でも、上祐史浩さんは、当時オウム真理教の幹部であり、教団のスポークスマン的存在であった。
言論パフォーマンスは、「あー言えば上祐」と言われるくらい饒舌で、ひとつの組織でトップクラスになれるくらいの頭の良さなどを兼ね備えていることを証明していた。
事件から何年も経ち、こうしてカメラの前で全てを語る姿は、僕にとってはスゴく興味をそそられた動画であったし、前後編にわたるロングインタビューもあっという間に観てしまうくらいの内容。
話の内容もさることながら、特筆すべきは上祐史浩さんの話の上手さだ。
上手いなんてレベルではなく、スゴすぎた。
話の組み立て方、「えー」とか「あー」とか言わずスムーズに話し、聴き心地がいい。
本当に頭がいいのだなと感服させられた、神回だった。
元フジテレビアナウンサー 長谷川豊
参考:長谷川豊/退社後フジテレビ幹部の闇暴露/利権まみれの医療の闇発信も家族に●害予告…
頭のよさと話の上手さでは、このひとも素晴らしかった。
元フジテレビアナウンサーの長谷川豊さんが、フジテレビ時代の思い出を語ってくれている。
もちろん、生い立ちや今現在のビジネスについても話していて、何というか真っ直ぐな性格の人柄というのが僕には伝わってきた。
個人的にも、こういうトゲを持っていながら、真っ直ぐな思いに正直に生きているひとが好きなので、この動画も食い入るように観てしまった神回だった。
東谷義和(ガーシー)
参考:【前編】ガーシー東谷義和/一晩で9人抱く絶倫/某タレント抱き都落ち/島田紳助にアテンドし…
今話題のこのひとが出ているというので観ないわけにはいかなかった。
もうサムネイル画像の段階でガーシーの顔が見えた瞬間に飛びついて、クリックしてしまったくらい。
話題性だけではなくて、内容も非常に濃くてこちらも前後編にわたるロングインタビューとなっている。
このひとも、先に紹介した2人に負けず劣らず、とにかくシャベリが上手い。
彼の生きてきた人生も面白いのもあるが、彼のシャベリのテンポ感に思わず引き込まれていく感覚がある。
和歌山カレー毒物事件 林眞須美 死刑囚の息子
参考:【前編】和歌山カレー毒物事件 林眞須美 死刑囚の息子/保険金詐欺で数億稼ぎ報道陣に追い込まれ家族崩壊/無罪主張も逮捕された母
この回は、僕のなかでは正直1位というか、、「『街録ch』で何か1本だけ紹介する動画は何?」って聴かれたら、この回を紹介するかなというくらい衝撃的なものだった。
これもオウム真理教の話に興味があるというものと一緒で、僕の世代にはドンピシャな事件だったから、余計に思い入れがありグイグイのめり込むように観てしまった。
死刑判決が下されたひとの実の息子が、どのような人生を歩み、今をどのように生きているのかを話している。
当時、連日この事件がテレビや週刊誌で報道されていたことを覚えているし、当時の僕が感じていたこの事件に対する感想や林眞須美というひとへのイメージは、この回の息子さんのインタビューを観て、感情が揺れ動くものがあった。
何が真実なのか、マスコミが報道することのどこまでが信じられるのか、、何年も時が流れてからわかるようなこともあるのだなと思う。
こちらは、1本1時間越えというロングインタビューであり、しかも前後編にわたる長編動画。
しかも、その後のこともインタビューしている別の動画もあるくらい、視聴者も大いに興味・関心がある内容になっている。
東野幸治
参考:東野幸治さん男気ノーギャラ出演/知られざる極貧若手時代/
僕が『街録ch』を観るようになったのは、この動画がキッカケである。
大好きな芸人さんのひとりである、「東野幸治さんがインタビューをうけるなんて」という思いで観はじめた動画から、『街録ch』に徐々にハマりだした。
一般人の滅多に聴けない波乱万丈な人生の話もとても面白いが、こういった第一線で活躍しているテレビタレントがカメラの前にいるだけで、さすがの存在感を発しているなぁと感じる。
場数をこなしているひとなので、ワンカメの殺風景なロケーションだろうが、シャベリの技術やスターのオーラで動画の尺をもたせてしまう。
そういった意味でも、東野幸治さんの回も神回としてあげさせていただいた。
他人ごとで観はじめたら、自分ごとのような感覚に…
最近観て面白かったYouTubeチェンネルの『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜』の紹介でした。
前項で紹介した、神回TOP5なるものは、当然僕の感覚で選んだものであって、まぁまぁテレビやマスコミに取り上げられてきたようなひとたちなのだが、もちろん面白い回はそれだけではない。
このチャンネルがはじめた当初の街行く一般人にインタビューした回でも、神回と呼べるような動画はいくつもあるはず。
僕も、もっともっとここに紹介したい神回がまだあるので、今後も何度か『街録ch』の面白かった回をとりあげる記事でも書いていこうかなと思った。
作りものでもないリアルな体験談を、シンプルな絵面でただただ聴いていくという内容。
最初は、他人の人生を客観視して観ていたものが、いつしか自分との共通点を探ることもある。
ちょっとした人生の歯車により、生き方が違ってしまうような現実がそこにはあり、自分の人生を振り返り色々なことに感謝の思いがわいてくる。
これからも、どんなひとが人生を語ってくれるのか、非常に楽しみなYouTubeチャンネルに出会えたことは間違いない。
Shin(@super_skrock)